会社で、消防署からのAED訓練があった。
実際には、「心肺蘇生法」のトレーニングである。
消防スタッフのお話では
「とにかく胸骨圧迫(心臓マッサージ)を最優先すること」
とのお話があった。
人工呼吸やAEDによる電気ショックよりも、胸骨圧迫のほうが効果は期待できる、というのである。
たかだか1時間足らずの講習ではあったが、緊急事態を想定しての緊張した訓練であった。
おそらく、私のこれからの人生において、実際に心肺蘇生法を使う可能性は皆無に近いだろうと思う。
ただ、いつ何時、そんな不測の事態が発生するかわからない。
江戸時代の武士は、例外なく切腹の手順を学んでいた、という。
切腹の事例なんて、ほんのわずかしかないのであるが、いざというときに恥をかかないために、熱心に切腹の練習をしていたらしい。
学ぶべきところがあると思う。
現実性の低いリスクに関しても、ちゃんと対応できるトレーニングはしておかなければならない。
プロフィール
Author:声なき声
昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。
現在、北摂のマンションに在住。
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