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2月15日(土)

学生時代のゼミの同窓会があった。

昨年の11月に、顔ぶれこそ違うが同窓会をやっていて、会場も同じである。

ただ今日の同窓会はもう一つ違った顔を持っていて、同じゼミのメンバーで大学教授をやっていたのが今年度で退官するので、それを記念しての意味合いも持っている点である。

彼は、少なくとも私とは違って学生時代から本気で勉学に取り組んでいたし、勉学のための基礎能力も十分過ぎるほど備えていた。

そんな彼が学問の世界との縁が完全になくなってしまうというのは、言うならば人類全体にとっても大きな損失ではないかと、ひごととながら懸念していた。

その点をストレートに彼に尋ねてみたら
「何年も前からの計画であって、そのための準備を進めてきた。
今は、一冊の本を出版する予定が残っているだけで、それを2年で片づけてから身を引くつもり。」
とのことであった。

そして、笑顔で付け加えたのが、
「趣味が豊富で、やりたいことが一杯あった。
余生はその趣味を大いに充実させていきたい。」
と。

彼らしい発想だと思った。

責任はパーフェクトに遂行した上で、自分の人生を謳歌できるのは、人間としては申し分のない生き方だろう。

そんな道への第一歩を踏み出そうとしている彼を見て、うらやましさと同時にねたましさがわいてきた。

私など、まわりの人間の足手まといにならないように健康寿命を伸ばすことが最大の目標になっている。

趣味を時間の許す限り楽しめるような経済力もないし、社会に貢献できるような営みもできない。

彼とは大違いである。

とはいえ、今の私は時間にはゆとりがあり、贅沢さえしなければ、なんとか食べていけるだけの環境条件はそろっている。

致命的な疾病も、目下のところは指摘されていない。

欲を出せばキリがないのだ。

いま生かされていることに感謝しつつ、自分の身のほどをしっかりとわきまえて、毎日の生活を送っていこいうと、あらためて自分に言い聞かせた。

同窓会は二次会がお開きになった時点で失礼させてもらった。

あの高揚ぶりだと、何次会まで行くことかわからない。

燃焼度の高い集まりであった。



20200215.jpg
大学教授の世界には一種独特な空気を感じる私である
20 : 20 : 00 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
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コメント
こんばんは♪

その方のようなケースのほうが少ないでしょうね。
私も今に感謝が大切だと思うことにしています。
by: きっちゃん♪ * 2020/02/15 22:40 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
こんばんは。
 
自分よりもハイレベルの生活をしている人を見ると、従来は劣等感に沈んでいたものです。
これは、考えようによっては自分よりもハンディを持った人を見くだすことにつながっていたかもしれません。
いずれも間違った心の持ち方だと、最近になって気がつき始めました(汗)。
by: 声なき声 * 2020/02/15 23:20 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます
周囲に 色々な方が居られる事は
刺激になって良い事です。

それぞれ、置かれてる環境 能力の違いが有りますから
羨ましく思う事では無いと思います。
自分が置かれている立場に感謝しつつ 過ごす事は
大切な事だと思いますが
現状に安住してしまうのは、勿体ない事だとも思います。
探せば 今の世の中 出来る事がたくさんあるように思います。

知人の男性は、シニアカレッジで学生時代に出来なかった勉強を
やっていますし 
別の男性は、調理師専門学校が主催する 男性お料理教室に 参加して
自分が食べるお酒のお供は、自分で作ると 頑張っています。
お友達の女性は 歩く会に参加して地域の歴史ある場所巡りを
楽しんでいます。

そう書いている私は、 
カルチャースクールのチラシを眺め
行ってみたい教室も有るのですが
仕事が有ると言い訳をしつつ 現状に甘んじています(汗)
by: ヨンヨン * 2020/02/16 05:07 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。
 
「今の世の中 出来る事がたくさんある」というのは、まぎれもない事実です。
私自身、いま、所属団体のほうから日本語ボランティアのお誘いを受けています。
日本に住む外国人、主にベトナムと中国出身者なのですが、その人たちの日本語学習のお手伝いをする、というものです。
具体的には簡単な日本語のテキストを元に、マンツーマンで日本語学習のお手伝いをすることになります。
週に一度ですからさほど時間的な負担にはなりませんし、気持ちが動いているのは確かです。
ただ、「担当制」となりますから責任は重くのしかかってくるところに躊躇するものを感じます。
ボランティアですので、資格はさほど厳密なものはありませんが、それでも事前に講習を受けたり勉強をしなければなりませんので、この年齢でついていけるかどうかの不安もあります。
優柔不断な私は、目下、迷っているのです。
 
昨日の同窓会でも、仕事をリタイヤしてから専門の学校に入って勉強をし直した、という仲間が何人もいました。
関心を持ちながらも、仕事の関係でできなかった勉強ができることの喜びを嬉々として語っていたときの表情は、充実感に満ちていました。
そういった刺激を受けることができるのも、旧友と再会したときの大きな楽しみです。
 
マンションのすぐ近所に公民館があって、いろんな教室が開催されています。
ほかにも、講演会や催しなども随時開かれています。
ときには興味を惹かれる内容のものもあるのですが、今まで足を運んだことがありません。
昨日の同窓会で、新しいことを学ぶ楽しさに接したことも何かの縁だと思い、これは、と思う催しがあれば行ってみようと考えています。
見知らぬ世界への冒険は、実にエキサイティングなものです。
by: 声なき声 * 2020/02/16 05:32 * URL [ 編集] | page top↑
こんばんは。

人はそれぞれ。

自分自分と思い、人と比較しない私です。

【いま生かされていることに感謝しつつ、自分の身のほどをしっかりとわきまえて、毎日の生活を送っていこいうと、あらためて自分に言い聞かせた。】

声無き声様も
自分は自分、と思っていらして、
一緒だな〜と思いました。

自分の身の程、自分の身の丈を
知っていると、比較しないので
楽ですね
by: パープル * 2020/02/17 00:04 * URL [ 編集] | page top↑
パープルさんへ
おはようございます。
 
共感をいただき、うれしく感じました。
上を見て嫉妬するのも、下を見て優越感に浸るのも、どちらも幸福な人生には逆行するものだと思っています。
 
昨今は「身の丈」という言葉がネガティブな印象を持って語られる場面が多いですが、私は実はお気に入りの言葉のひとつなのです。
by: 声なき声 * 2020/02/17 04:15 * URL [ 編集] | page top↑

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昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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