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2月12日(水)

父親が亡くなったにもかかわらず知らん顔しておいて、こっそり父の年金を受給し続けていた息子が逮捕された、とのニュースがあった。(→ 記事

なんでも、父親が100歳となる日が近づいたので、区役所の職員がお祝いの準備のために家庭を訪問したことから、不正が発覚した、という。

総計1,200万円にも達していたらしいから、相当な金額である。

独自の価値観を持った人間なら、そして、親が家の中で誰にも知られずに亡くなったということであれば、不可能な犯罪ではない。

おそらくはこの息子も、最初のうちは「もしバレたらどうしよう」との警戒心はあったはず。

親戚筋から訊かれたり、あるいは近所の人から父親のことを尋ねられたときの答え方などにも、慎重に慎重を期していたことと思う。

考えられるシチュエーションをできるだけたくさん頭に思い浮かべて、それぞれにシミュレーションをしていったに違いない。

ただ、亡くなってから6年間にもわたって不正受給を繰り返していたのだから、いつしか慣れてしまって、何の不安も疑問も持たなくなったのだろう。

だから、まさか100歳を迎えた高齢者にはお祝いをするという区のイベントがあるなんて、想像もしていなかったことと思う。

いや、うがった考え方をするなら、区役所としては年金受給者の実態調査を兼ねて、「100歳のお祝い」をチェック項目にしているのかもしれない。

この手の犯罪というのは、一見、緻密に仕組まれていたように思えても、年月の経過とともに気の緩みが出てくることが多いものだ。

勤務していた会社の顧問弁護士から聞いた話だが、従業員に会社のおカネを横領されたとの相談があったらしい。

現金出納を担当している社員が、長年にわたり、会社の口座から余分に現金を引き出し、その一部を着服していたとの疑いがあるとのこと。

もちろん、当の本人は「そんなことはない」と全面的に否認している。

そこで弁護士がその社員の個人の預金通帳を調べたところ、なんと、会社口座から引き出した日に自分の口座に多額の振込があるのを発見したのである。

もちろん、当初は自分の口座は使わず、最近になって、会社から引き出した直後に自分の通帳に入れるようになった、という図式だ。

この社員は周到な計画を立てたはずなのに、実につまらないきっかけで犯罪が明るみに出てしまったのである。

年金不正受給にしても、横領にしても、ずっとこの先まで続けてけば、いずれは矛盾が表面化するのは火を見るより明らかだ。

長い目で見れば、犯罪というのは割に合わないものだと知るべきだろう。



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おカネに目がくらんで自ら墓穴を掘った
20 : 20 : 00 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
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コメント
こんばんは♪

よく同僚と言っているのですが、
「一生食べていけないおカネのために
一生を棒に振ることになる愚かなことをしている。
それにいつかはばれるのに」と…

たしかに親の年金は魅力です。
by: きっちゃん♪ * 2020/02/12 21:24 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
おはようございます。
 
刑事犯罪の場合、日本ではほとんどが検挙されています。
一度でも犯罪に手を染めると、いいことかどうかは言えませんが、一生、それがついてまわります。
少々のおカネが手に入っても、到底、引き合うものではありません。
 
私も年金受給者ですので、そのありがたみは身に沁みてよくわかります。
しかし、子供がその恩恵に浴するというのは、いくらなんでも不自然だと思います。
by: 声なき声 * 2020/02/13 03:08 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます
6年間で1,200万円という事は
2か月に1度 30万くらいの不労所得が有った事になりますね。
その金額は 魅力的だったのでしょう。
親が100歳ですから 本人も年金受給者だったと思えます。

最近は、100歳を超える方も多いですから、
最初の頃は、いずれ死んだ事にしたら良いと
安易な考えだったと思います。

人間は何歳であっても この世に存在した痕跡は残ると思いますが
目の前の欲にすべてが見えなくなっていたのでしょう。

会社のお金の着服も うまくやっているように思えても
どこかにほころびが表れて来るものです。

安易に手に入れたお金は、どこかで
しっぺ返しをしてくるものだと思います(汗)
by: ヨンヨン * 2020/02/13 05:11 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。
 
おっしゃるように、二か月に一度、30万円もの振込があるのですから、息子にしてみれば有難い話であったと思います。
本人は現在58歳ですから、父を亡くしたときも今も、年金は受けていません。
いわば唯一の収入源ですから、おいそれとは手放すわけには行かなかったのでしょう。
続けているうちに甘い蜜の味が忘れられなくなり、不正受給を続けてしまう結果になったのだと想像しています。
 
「目の前の欲」は、後になって冷静に考えれば我慢すべきだと判断できるのでしょうが、そのときには我慢ができずに吸い込まれたいったのかもしれまえん。
ただし、その代償はあまりに高くついてしまいましたが。
 
「悪銭身につかず」は至言だと思いす。
いずれは「しっぺ返し」を受けることとなりますので、逆に損をすることとなるのです。
年金詐取の人も、おそらくは起訴は免れないでしょうし、実刑はほぼ確実です。
これで人生が終わるのですから、振り返れば愚行でしかありませんでした。
by: 声なき声 * 2020/02/13 05:26 * URL [ 編集] | page top↑
親が無くなった時に戸籍とか手続きをしないと受給が可能っていう事なんですかね?いつかばれるものなんですよね~
by: 自遊自足 * 2020/02/13 05:36 * URL [ 編集] | page top↑
自遊自足さんへ
死亡届が出ていない以上、自治体としては、受給者が亡くなったという事実を把握できませんので、支給をストップするわけには行きません。
実際には、ほかにも親の死をひた隠しにしている事例は少なくないと推測されます。
ただ、「いつかばれる」というのも事実です。
年月が経ってウソがばれた場合は、罪は一層重くなるに違いありません。
by: 声なき声 * 2020/02/13 05:47 * URL [ 編集] | page top↑
こんにちは
こんにちは。
年金の不正受給や生活保護費の不正受給のニュースはよく聞きます。
この手の犯罪は絶対にバレるのに後を絶たちませんし、この先も無くならないと思います。
規模の違いはありますが世界を股にかけて大企業を食い物にしたゴーンとやった悪事は同じです。
同じ犯罪者なのに・・・?v-40
by: 窓辺 夢 * 2020/02/13 09:01 * URL [ 編集] | page top↑
窓辺 夢さんへ
おはようございます。
 
五十百歩という言葉がありますが、行ったことの重さはゴーンと全く変わりません。
年金や生活保護の不正受給をしている人には、そんな自覚や罪悪感は全くないと思いますが、やっていることの本質は同じです。
 
年金詐取などは、一度やりだしたら引き返すことができません。
時間の経過で、いずれは露見するのは明らかです。
年金機構や自治体としても、以前はさほど厳しくチェックはしてなかったようですが、今後は、受給者の資格が適正なものかどうか、厳重に監視の目を光らせていくことでしょう。
by: 声なき声 * 2020/02/13 09:27 * URL [ 編集] | page top↑
このろくでなしは1200万円を区に弁済できるんですかねえ。
俺が1200万円もの大金を使えば、相当にお金を増やせますから6%くらいは利息も請求すべきでしょう。
それにしても畜生は見つからないもんですね。
今時は65歳になって年金を受給はじめたらGPS、生体信号などをとるための装置を装着することを義務付けしたほうがいいかもしれません。
死ねば信号が途絶するから急死でもすぐわかるでしょう。
こんなもの法律を作れば済むし。
by: てかと * 2020/02/13 18:06 * URL [ 編集] | page top↑
てかとさんへ
1200万円の返済能力はないと思います。
この事件の悪質さから考えても懲役刑は免れないでしょうし、社会復帰してからの経済活動の期待は薄いです。
現役世代の人が苦労して納めた年金保険料が完全にムダになったと思います。
 
受給者の有資格性については、何らかの形でチェックが必要です。
GPSをつけるとなると、人権問題に発展しかねませんので、今回のように、一定の年齢での表彰というシステムでもって、本人確認を行うのが現状ではベストではないかち考えています。
by: 声なき声 * 2020/02/13 18:25 * URL [ 編集] | page top↑

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昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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