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11月12日(火)

「憲法改正」や「夫婦別姓」など、意見がきれいに分かれるテーマというのは、いつの世でも必ずある。

受動喫煙を法律で禁止するというのも、その一つかもしれない。

ある意味、関係者にとっては、みずからの生活基盤を揺るがしかねない重要なテーマでもある。

飲食店や娯楽施設など、タバコを吸うことでリラックスしたいと考えている人は多い。

片や、私のように、快適な空間でBGMを聴きながらコーヒーの香りを楽しみたいと思っている人間にとっては、タバコの煙は受け入れがたい妨害者である。

全く相反する意向を持った客がいる場合、お店の経営者から見れば、喫煙者に肩入れしている人が多数ではないか。

喫煙することで安らぎたいと思っている人のほうが、喫茶店の利用意向は強いことは想像に難くない。

店舗経営上、喫煙者のほうがありがたいお客さんになるだろうから、法令でもって、受動喫煙どころか全面禁止などとされたのでは、商売あがったりは火を見るよりも明らかだ。

だから、
「喫煙NO!」で岐路に立つ喫茶店 受動喫煙への規制、根強い反発も
の記事のごとく、お店としては黙って引き下がるわけにはいかないのだろう。

この手の議論で、医師はほぼ例外なく、「タバコの有害性」を説いている。

私も、”嫌煙派”の一員として、喫煙者を説得するための資料探しを試みた一時期があった。

確実に言えるのは、「COPDのリスクがあること」と「血管を収縮させることで動脈硬化を引き起こす恐れが濃厚なこと」の二つぐらいのもので、あとは有害性を示す明確な証拠データは得られなかった。

医療については全くの素人だし、私のデータの探し方が不十分である可能性もあるから、これを受けて、「タバコは健康にはさほど悪くない」などと暴論を吐くつもりはない。

ただ、たとえばひと頃はタバコとガンの関連性が指摘されていたが、禁煙率が高まってきてもガンに罹患した人は増える一方であり、医療保険会社のPRだと「2人に1人」がガンになる時代だという。

喫煙がガンの犯人ならば、タバコを吸わない人の割合が増えた昨今、本当ならガン患者の数は減るのが当然のはず。

それが逆に増えているのだから、ガンとタバコの間に因果関係があるのかどうか、はなはだ疑問である。

タバコやお酒は嗜好品の仲間であるが、嗜好品を頻繁に口にするというのは、言うならば外敵との戦いのために緊張を緩和させる役割があるのではないか、と私は考えている。

会社に入って仕事をするとなると、周囲との摩擦は多かれ少なかれ避けられない。

そんな厳しいストレスにさらされる中で、心を休めたいというところからタバコや酒が欲しくなるのではないか。

だから、喫煙率も飲酒率も、男性のほうが女性よりも高いのだと思う。

昨今は女性の喫煙率が高まってきていると聞くが、これは女性の社会進出が盛んになってきたことのあらわれなのだろう。

ちなみに、父は92歳までタバコを吸っていて、晩年はそれほどでもなかったが、おおよそ1日40本か60本ほど吸っていた筋金入りのヘビースモーカーであった。

私は、そんな父から「タバコを吸うとやめられなくなるから、吸うな」と事あるごとに教えられ、それがもとで、私はタバコとは縁ができなかった。

だから、受動喫煙のリスクをわきまえ、紫煙のもたらす匂いへの配慮が適切になされるならば、私は喫煙を過度に目の敵にするのは如何なものかと考えている。

多様性を認める時代であれば、喫煙者との共存を模索していくことこそ、大人のとるべき態度ではないか。


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私自身はタバコは一生吸わないだろう
20 : 20 : 02 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
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コメント
こんばんは♪

リスクは承知の上という喫煙者も多いです。
吸わない人間にとっては健康上だけではなく、
煙やニオイそのものが迷惑なんですよね。
電車に乗っていても灰皿みたいなニオイの人がいます。
by: きっちゃん♪ * 2019/11/12 21:15 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
こんばんは。

「リスクは承知の上」と口では言っていても、医者から
「吸い続けたら命の危険につながる」
とまで言われたら、ほぼ例外なく禁煙に踏み切っています。
やはり命が一番ですからね。
 
私はタバコの匂いが苦手でなりません。
ですから、自分の部屋で一人だけで吸うのであれば、何も不平は申しません。
ひと頃は、会社の事務所や会議室は煙で充満していたこともありましたが、さすかに昨今はそんな光景は見られなくなりました。
by: 声なき声 * 2019/11/12 21:22 * URL [ 編集] | page top↑
世界一の嫌煙国に住んでおります。
室内の喫煙はパブであっても完全禁煙になっているので、路上には煙草を吸う人たちがたくさんいます。
とある自治体では、室外(路上や駐車所でも)禁煙にしています。
タバコ一箱(25本入り)が45ドル/3400円するので、お金持ちだなぁ~。って思います。

アパートの上からタバコの臭いがしてくると気持ちが悪くなるので、思いっきりドアを閉めちゃっています。
by: みのじ * 2019/11/13 03:41 * URL [ 編集] | page top↑
煙草は百害あって一利なし。昔からそう言われている。その通りだと私は思ってます。
by: senri32 * 2019/11/13 04:08 * URL [ 編集] | page top↑
みのじさんへ
10年ほど前に、オーストラリアのバンダバーグに行った人の話では、室内はもちろん、路上でも禁煙であったので苦労されたそうです。
そのかたは、大の愛煙家でした。
たぶん、おっしゃっている「とある自治体」のことではないでしょうか。
 
ただ、そこまで禁止するのは行き過ぎのような気がしてなりません。
私にしても、自分の意思に反してタバコの煙を吸うことがイヤなだけで、タバコの好きな人が他人に迷惑をかけないように静かに吸うのであれば、私は容認してもいいと考えています。
 
喫煙者が運転するクルマに乗って、タバコの匂いが充満してくると、心身ともにゆううつ感で一杯になります。
車内は密室ですから、逃れようがありません。
会社勤務の時代は、ときおり経験したものです。
by: 声なき声 * 2019/11/13 04:12 * URL [ 編集] | page top↑
senri32さんへ
私も、感情部分では嫌煙です。
また、タバコが依存性の強い嗜好品であるだけに、とりわけ若い人は最初の一本を吸うべきではないと考えています。
 
ただ、すでに吸っている人にとって、すぐにやめるように命じるのは、これはどうしたものかと疑問を感じずにはいられません。
喫煙者に尋ねると、緊張しているときに一服するとリラックス効果がある、と口をそろえて言います。
 
これが体に有害なものかどうか、根拠のあるデータを見たことがありません。
 
どうもタバコに関する健康面でのデータ開示については、タブー視されている部分が多いのが気になるところです。
by: 声なき声 * 2019/11/13 04:25 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます
最近は、歩きタバコも少なくなり
駅周辺では、路上も禁煙なので
喫煙者を見かけなくなりました。

駅のホームの喫煙所では
中が見えないほどの煙ですから
自分が吸う以外に 人の煙も吸ってるのですから
二重喫煙だろうと思っています(笑)

会社内で禁煙も増えて 外で喫煙してる風景は
私は、意思の弱い人間で禁煙出来ないのですよ。
そう言っているようで・・・(^^ゞ

薬物依存で逮捕されて、その後 どうしても止められずに
再三逮捕されている人が 最近も居ましたが
タバコも薬物同様 止めるのは難しいのでしょう。
逮捕されないので 禁煙は自分の意思のみですから。

ガンとの関係ですが 周囲でヘビースモーカーなのに
ガンにもならず お元気な人が何人も居ます。
ストレス解消になって 喫煙も良い事なのでしょうか
後ろめたい思いで吸うより 開き直って吸った方が
良い事かも知れません(笑)

入った喫茶店で タバコを吸う人が居ても
私は、鈍感なのか
紫煙はあまり気になりません。
最も 一人で喫茶店に入る事は無いので
交流の場ではありますが 癒しの場では無いからかも知れません。
by: ヨンヨン * 2019/11/13 05:22 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。
 
歩きたばこは、いまだに目にすることがあります。
私の自治体では条例で禁止されているのですが、まだまだ徹底されていないようです。
ずっと昔ですが、タバコを手に持って人混みを歩いていて、幼児の目に当たるという事件がありました。
大事には至らなかったのですが、そんな危険がありますので、喫煙は注意が必要です。
ただ、そこまでして気を張り詰めて吸うのであれば、我慢して安全な場所で喫煙するほうが落ち着くだろうと、私なら思いますが。
 
喫煙は現行法では禁止されていませんので、最終的には本人の意思にかかっています。
タバコを吸うと血管が収縮して動脈硬化になり、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な症状を招く危険性が高まります。
これは愛煙派の医師も認めている点です。
考えようによってはガンより怖い病気を招くリスクがありますので、私はその一点でもタバコは敬遠いたします。
 
記事にも書きましたが、私の父もヘビースモーカーでありながら、92年間はたいした病気もしませんでした。
そこで出てくる疑問は、もし父がタバコを吸っていなければもっと長生きできたかもしれない、ということです。
しかし、こればかりは今さら調べようもありません。
最終的には”個人差”という結論で落ち着くこととなるでしょう。
 
食事のときに喫煙されるのは、私は極度に嫌悪いたします。
たとえコーヒーを飲むだけでも、タバコの匂いが少しでも感じるだけで台無しになった感覚があるのです。
よく、お酒を飲んだらタバコを吸いたくなるという人がいるようですが、せっかくの美酒がまずくなるようで、それだけはやめてほしいと切に思っているのです。
最近はかなり減ったようですが。
なお、仕事をやっている時代であれば、たとえば営業でお得意先を回っているときなど、先方の担当者がタバコをスパスパと吸っていても全く気になりませんでした。
これはシチュエーションの差なのかもしれません。
by: 声なき声 * 2019/11/13 05:42 * URL [ 編集] | page top↑
俺もたばこが吸えないタイプ。たばこなしで休憩がとりにくい環境で仕事してました。休憩室ってたばこを吸うことが前提になっている部屋のつくりで猛烈に臭いんですよね。
ジュース買ってデスクに戻ってくるしかないっていう。これだけでも会社を辞めてよかった、としかw
喫煙でガンになるかどうかはともかく、いやだな、とストレスを感じるだけで体や精神には相当に負担だと思いますね。
by: てかと * 2019/11/13 13:33 * URL [ 編集] | page top↑
てかとさんへ
20年近く前は、タバコが公然と認められていました。
休憩室は喫煙場でもありましたし、会議は私一人を除いては喫煙タイムであったというのが現実でした。
長時間の会議の後など、ワイシャツにタバコの匂いが染み込んでいたものです。
私も、「ストレスを感じるだけで」精神面での負担をずっと感じておりました。
完全分煙は難しいかもしれませんが、できるだけその方向に持っていくのが望ましいでしょう。
さらに、若年層にはタバコとは接触を持たない環境づくりが急がれると考えています。
by: 声なき声 * 2019/11/13 13:50 * URL [ 編集] | page top↑

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昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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