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10月31日(木)

珍しいことがあった。

散歩に出たとき、信号機のない横断歩道を渡ろうとして、クルマが通り過ぎていくのを待っていたら、一台のクルマが止まって手で「どうぞ」と合図を送っているのである。

私も手を挙げて、ほんの気持ちだけ小走りで渡って、クルマのほうに向かって軽く頭を下げてお礼の気持ちをあらわした。

今年の最初ぐらいにも、たしか同じ経験をしたことを思い出した。

この横断歩道でクルマが止まってくれたのは、私が経験したのはこれで2回目である。

JAFが8月に調査した横断歩道での停止率は、17.1%だという。(→こちら

私の経験値から行くと、かなり高い数字であると言わざるを得ない。

一けた台で、しかもかなり低いほうではないか、というのが私の感触なのだが。

もっとも、一時停止をしないドライバーの言い分にもわかる部分はある。

「後続車があるので、自分のクルマが止まったら追突されるおそれがある」
というのは、それなりの説得力を持っているのではないか。

事故にまで至らずとも、クルマの円滑な流れを邪魔するのは確かだ。

私が頻繁にクルマの運転をしていたころも、子供が横断歩道で手を挙げていたら、躊躇なく停止していたものの、しかし単に歩行者が立っているだけのときには、知らぬ顔をして走り抜けていたものである(すみません)。

実は、もう10年近く前に、勤務先で安全運転講習会を開くこととなり、講師として警察署のご担当のかたに来ていただくことになった。

お迎えに行ったとき、クルマのなかで、そのことをこっそりと相談してみた。

すると、その担当者は顔色ひとつ変えず、
「ああ、それで結構ですよ。」
とおっしゃったので私が面食らった。

クルマの中の密室の会話だと思っていたのだが、なんと、講習のお話の中で、その事例を出して、
「クルマの円滑な流れを阻害するような行為は、安全運転の大きな妨げです。」
との論調で熱弁を振るわれたので、あらためて驚いた。

ただ、わからないでもない。

道路交通法で定められた条文を守ってさえいれば、事故が防げるのであれば、”死守”させるのが公務員の使命であるが、実際には法令はあくまでも法令である。

安全を保障するものではない。

交通量が過剰に膨れ上がった昨今、横断歩道で頻繁に一時停止すると、無理な追い抜きやあおり行為を招くリスクもある。

総合的に考えて、最も安全な対応するのが賢いドライバーだということなのだと思う。

講師を務められた警察官のことは、今に至るも強烈に印象に残っている。


20191031.jpg
その警察官はすでに定年退職されている
20 : 20 : 16 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
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コメント
車運転する側の見方と、歩行者側に立った場合、感じるのは真逆の事があります。運転する側からすると 歩行者は邪魔 危険。歩行者になると車は危険。良く通うスーパーの前に広い道路が数年前開通。交差点には当然横断歩道、信号機があります。途中2ヶ所信号機無しの横断歩道がありますが、渡ろうとしている人がいても車停車しません、後続車もいません。私も何回か渡ろうと手を挙げ、歩き出すと、車停車せずに、逆にアクセルふかして私の横をすり抜け。恐怖感に襲われました。それからその横断歩道は渡りません。近くにお巡りさんいたので話しましたが(しょうがないですネ‐」笑っているだけ。拍子抜けしました。歩行者用ドライブレコーダー必要と思いました(笑)。
by: kitchenplaza * 2019/10/31 21:00 * URL [ 編集] | page top↑
kitchenplazaさんへ
それは恐ろしい体験ですね。
私が運転しているときも、子供でなくても手を挙げて横断歩道を渡る意思表示をしていれば、何の疑問もなく一時停止しますが。
法律以前に、それが常識ではないでしょうか。
止まるどころか、アクセルを吹かすというのは、あおり行為と変わりませんね。
その警察官の対応にも首を傾げてしまいます。
by: 声なき声 * 2019/10/31 21:08 * URL [ 編集] | page top↑
栃木県は停止しない車(人)が多く、
全国的にも悪いほうだったと記憶
しています。
小学校の近くの交差点で停止しても
対向車線の車が停止しないことが
多いです。
by: ichan * 2019/10/31 21:47 * URL [ 編集] | page top↑
こんばんは♪

横断歩道ではそういう対応が必要とは知りませんでした。
うちの駅前の数歩しかない横断歩道で止まってもらえない時、
ちょっと先のば踏切で止まらないといけないのにと思ったりしています。

by: きっちゃん♪ * 2019/10/31 21:59 * URL [ 編集] | page top↑
ichanさんへ
地域性もあるのかもしれません。
ただ、引用したJAFの調査によりますと、栃木県はさほど停止率の低い県ではないと思いますが。
 
確かに、片方のクルマが止まっても対向車線のクルマが止まらないのであれば、歩行者にとっては意味がありませんね。
by: 声なき声 * 2019/11/01 04:33 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
おはようございます。
 
運転免許を持っているドライバーにしても、横断歩道での義務については知らないのか忘れいてる人が少なくありません。
歩行者がいないがいないことが明らかな場合は、横断歩道が近づいてきたら減速しなければならないのですが、あまり知られていないようです。
私も、この記事を書くまで知りませんでした(恥)。
by: 声なき声 * 2019/11/01 04:37 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます
これは、非常に難しい問題ですね。

車に乗っていて 横断歩道で 止まってあげた時
ほとんどの方が小走りで渡られます。
これが非常に嫌な事なんです。
せかしているように感じて(>_<)
特に 雪の時など 転ばなければ良いがと思います。

と言いつつ 私も横断歩道で止まって貰ったら
小走りになりますけど(笑)

私が運転していて 子どもが渡ろうとしている時は
必ず止まりますが 大人の場合は無視する事が多いです。
また 対向車が止まってくれない場合もあり
それが 一番恐ろしい事です。

すべての横断歩道に信号をつけたら
それもまた 大変な事です。
信号機の無い横断歩道は、作らなければ良いと言うと
それもまた、車重視の世の中になってしまいます。

いずれにしても 道交法を守りつつ
状況に応じて 運転者のマナー向上が必要な事ですね。
車に乗ったら 早く走らなければならないような
錯覚を覚えているようですが 
どんなにゆっくり走っても 歩くより早い訳ですから
もっと周囲の状況に応じて 車に乗る必要があるように感じます。
by: ヨンヨン * 2019/11/01 05:15 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。

私も頻繁に運転をしていた頃には、横断歩道で止まったときに、歩行者の人が小走りで渡っている場面を経験したことがあります。
私が厚かましい人間だからでしょうか、むしろ、その人たちの配慮を感じてうれしくなってきます。
ですから、逆の立場になったときには、私も同じように小走りで渡るようにしています。
 
「対向車が止まってくれない」というのは、歩行者にとっては非常に危険なことだと私も思います。
誤って道路を渡り始める人もいるでしょうから、事故を招く恐れが濃厚です。
 
記事にした横断歩道は、時間帯によっては交通量がすこぶる多いです。
しかし、たとえば休日の昼間など、クルマの数を見かけることもまれなほど空いているのです。
こんなところに信号機を設置すると、コストもかかりますし、逆に交通渋滞をもたらす恐れがあります。
総合して考えると、信号機をつけないのが正解だと私は判断しています。
 
私自身の経験を振り返っても、仕事でクルマに乗っているときは急いでいるケースが大半でした。
とりわけ、相手先と時間の約束をしている場合など、私の中では遅れてはならないとの意識が先行して、もしかしたらマナーを忘れた運転をしていたかもしれません。
今のように時間に追われない環境になったことで、そのあたりの考え方が大きく変わってきたようです。
by: 声なき声 * 2019/11/01 05:33 * URL [ 編集] | page top↑
 社内の構内にある横断歩道では、止まれの表示があれば、必ず一時停止します。
そう言われると、外では殆ど止まりません。
by: nekochan59 * 2019/11/01 17:22 * URL [ 編集] | page top↑
nekochan59さんへ
私の勤めていた会社でも、構内制限速度が定められていて、たしか20㎞/hであったと思います。
社員はもちろん、外部の人も守ってくれていました。
「とまれ」表示はありませんでしたから、どうなっていたかはわかりません。
by: 声なき声 * 2019/11/01 17:41 * URL [ 編集] | page top↑

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昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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