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9月13日(金)

図書館との息が合わないことが何度かあった。

私が図書館の近くまで散歩に行って、帰宅したら「貸出可能になりました」のメールが送られてきたとか、あるいは、予約していた本の3冊分がまとめて貸出可能になったり、そうかと思えば、2週間ほど全く本が入ってこないということもあった。

私は、世間の一般的な事柄については運はいいほうだと思っていたが、しかし図書館運はもう一つだと受け止めていたものである。

本を借りるタイミングが合わなくても、それが私の人生に与えるマイナスなんて無いに等しいと、割り切って考えることにしていた。

しかし、たまには間合いがぴったりになることもあるのだ。

先週に借りた内館牧子さんの『すぐ死ぬんだもん』を読み終えて、すぐに、『終わった人』の予約を入れたのが昨日であった。

すると、今日になって貸出可能のメールが来たではないか。

早速、図書館まで返却を兼ねて借り出しに行ったのは言うまでもない。

おかげさまで、手持ちぶさたに過ごさずに済んだ。

『終わった人』も彼女の人気作品の一つなのだが、なぜか予約のページでは待ち人数が0と出ていた。

いずれも同じ作者のヒット作品でありながら、片や半年以上待って他方は事実上の即日だというのだから、あまりにも両極端過ぎる。

神様はいたずらがお好きなのか。

それはともかく、『すぐ死ぬんだもん』は読ませる内容があった。

何も知識を持たないで読み始めて、最初は軽いホームドラマのつもりで読んでいたのだが、途中で思いも寄らぬ大展開があって虚をつかれた。

老いることや夫婦について、今までにはなかった角度から考えさせられた。

作品の最後のほうで、やや説教じみた口調が感じられた部分もあったが、それはほんのわずかばかりのもので、十分に無視できる。

極めて完成度の高い作品だと思う。

少なくとも、読み終えたときに時間を損したとは全く感じなかったし、ほかの人もそうだろう。

これから読む『終わった人』も、期待に応えるものであってほしい。


20190913.jpg
自分に重ね合わせてしまうタイトルである
20 : 20 : 33 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
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コメント
こんばんは♪

期待に応える本でよかったですね。
読むのさえしんどい本に出合うこともあります。
内館牧子さんは読んだことがいので、
機会があれば読んでみたいと思います。
by: きっちゃん♪ * 2019/09/13 21:27 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
こんばんは。

最初のうちは主人公の考えに反感を持っていたのですが、いつの間にか共感を覚えるようになりました。
きっちゃん♪が読まれてら、意外な発見をされるだろうと思います。
by: 声なき声 * 2019/09/13 21:31 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます
図書館運ですか(笑)
何事にも 運が引き寄せられる人が居るようですね。

ある人とランチへ行くと
定休日であったり 臨時休業であったりする事が
多くあります(^^ゞ
私の運より 彼女の不運が強いのだと思っています(笑)

図書館にしても お店屋さんにしても
それくらいの運不運で、人生が変わる事はないと思いますが、
毎日の生活で 自覚するしないは 別にして
運や不運の間を歩いて居るのだと思います。
日航機墜落事故では、運と不運が明確に表れましたね。

内館牧子さんの本は読んだことが無いです。
読んでみようとの興味を持ったことが無いからでしょう。

新聞広告の本の紹介の中には
興味を惹かれる物も有りますが
図書館へ行く習慣もなく
買ってまで読む物でもなく
結局そのままで終わっています。

テレビやネットで得る情報は直接的で 
誰もが同じような情報になってしまいますが
同じ本を読んでも、人によって捉え方が違うので
自分の考え方を確固たるものにしたり
修正したり出来るものだと思います。
by: ヨンヨン * 2019/09/14 05:13 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。

雨男とか晴れ女という言葉がありますが、なるほど一部の人を見ていますと、天気運が良い人やその真逆の人がいるのは確かです。
単なる偶然では説明のつかない何かがあるのだと思っています。
ちなみに、宝くじ運の良い人には出会ったことがありません。
夢を買っている人が大半なのだと思います。
それはそれでいいことです。
 
明石家さんまさんが、本来は日航機123便に乗る予定であったそうです。
たまたま収録が早く終わって早めの便で大阪に帰ったものだから難を逃れたのですが、彼自身はいまだにそのことが脳裏に焼き付いて離れないそうです。
おそらくは、さんまさんがキャンセルした席に乗った人もいたはずですから。
 
内館牧子さんの作品を読んだのは、私も初めてです。
お名前だけしか知らず、大相撲が好きで、テレビドラマを作っていた、というぐらいの知識しかありませんでした。
いつも読ませていただいているブログで教えてもらって、この本を知ったのです。
私が図書館に予約を入れるのは、ほとんどがブログからの情報です。
それだけに、ハズレはほとんどありません。
by: 声なき声 * 2019/09/14 05:39 * URL [ 編集] | page top↑
人気作家でも既刊は借りても少ないんでしょうね。
ひとは話題の新作をとりあえず読んでおこうって思ってるだろうし。
図書館の予約運は新作ではなくて、既刊狙いをすれば改善するのでは。
どうしても読みたい新タイトルは買って作者にお布施をする。
我ながら天才だと思いましたw
by: てかと * 2019/09/14 12:35 * URL [ 編集] | page top↑
てかとさんへ
そのとおりだと思います。
発刊されて話題になっている本は引手あまたで、半年以上も待たされるのですが、同じ作家のベストセラーであっても過去のものであれば予約数は少ないようです。
作家にしてみれば、せっかくの印税収入が図書館によって阻害されるのですから、必ずしもうれしい話ではありませんね。
by: 声なき声 * 2019/09/14 15:12 * URL [ 編集] | page top↑

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Author:声なき声

昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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