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5月29日(水)

所属団体の研修会で、滋賀県守山市にある佐川美術館に行ってきた。

研修会と言えばアカデミックな匂いがするが、ありていに言えば、会員にとってのお楽しみ会の位置づけにあるイベントである。

私は初めての参加であったが、事前に、訪問先が佐川美術館と聞いて心の中では失望を感じていたのが実際だ。

アートへの感性はまるっきりないので、絵画や彫刻などはその良さがわからない。

今回はハードルの高い研修会だから単なる訪問先の一つでしかないと、割り切っていた。

実際に行ってみて驚いたのだが、まずは建物の美しさには息を呑んでしまう。

現地で受け取ったリーフレットには
「水庭にたたずむ美空間」
のフレーズがあったが、決して誇張ではないと思う。

琵琶湖をイメージしたのか、広い水庭があって日の光を受けながらさざ波をたたえている光景は、それ自身が一つの芸術作品である。

著名な日本画家、彫刻家、陶芸家三氏の作品が収められている。

とりわけ、陶芸作品の展示は照明を絞った中で、展示物にのみスポットが当てられる形でディスプレーがなされていたからか、私にはすさまじいばかりのインパクトをもたらした。

まわりが暗い中にあって小さな作品が燦然と光を放っているかのようで、存在感を持ちながら私に迫ってきたのである。

私にとってはありきたりな皿や杯であるが、そういった構造の中で見ると不思議な力で魅了してくるのだ。

これは美術品の鑑賞の仕方としては正しくないものかもしれないし、あるいは作者に失礼に当たる態度かもしれない。

しかし、私の胸を打ってやまなかったのは事実である。

ただ、この話は拙ブログの中だけに留めておくつもりだ。

現実の人間に語っても、一笑に付されるだけだろうから。


20190529.jpg
館内で写真撮影がご法度なのはもちろん

 
20 : 20 : 03 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
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コメント
こんばんは♪

私も芸術の良さは分かりません…
でも、美術館の雰囲気は好きです。
めったに行きませんけど^^;
by: きっちゃん♪ * 2019/05/29 22:35 * URL [ 編集] | page top↑
こんばんわー ・。・ノ

研修会で美術鑑賞なんてステキな会じゃないですか。

興味がなかった人を引き付けるほどの魅力があるってことは、これは凄い事ですよっ!

機会があれば足を運んでみたいと思います ぐ・。・
by: koonz * 2019/05/29 23:15 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
おはようございます。

私が美術館と名のついた施設に足を踏み入れたのは何十年ぶりかのことです。
それだけに目がさめるような驚きの経験をさせていただきました。
いい意味での刺激になったと感謝しております。
by: 声なき声 * 2019/05/30 04:59 * URL [ 編集] | page top↑
koonzさんへ
おはようございます。

研修内容は理事が提案することになっていますが、今年は女性の理事て、茶道や着物着付けの先生もされているかたです。
だからこその美術鑑賞が研修となったのだと想像しています。
私も、実際に会場に行ってみて、先入観が一掃された思いをいたしました。
 
佐川美術館は個人が自分の足で行くとなると、アクセスは困難です。
ただし、それでも訪れる値打ちのあるスポットだと思います。
by: 声なき声 * 2019/05/30 05:09 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます
私は、美術に関して興味はありますが
絵は下手ですし、造形のセンスもありません(^^ゞ
小学校 中学では、授業がありましたが
高校では、選択科目だったので、選んではいません。

小学校時代からの仲良しのお友達が
美術大学へ行っていましたから
学生時代も その後も 美術館へ行く事は
多くあります。
彼女は、少し離れた市に住んで居ますが
新潟の美術館で、興味ある展示が有ると
一緒に出掛けて居ます。

彼女が好きと言う作品と
私が好きな作品は違います。
芸術品は、どれが良いと言うより
好みの問題が大きいです。

絵の好き嫌いはありますが
彫刻、陶芸の良さは まったく分かりません。

普通に飾られているより
美術館などで 暗い中でライトが当たっていると
また 雰囲気が違うものですね。

良い目の保養をされたと思います。
by: ヨンヨン * 2019/05/30 05:44 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。

私も絵を描くのは小さいころから苦手でした。
これはセンスの問題だと思います。
小学生のとき、上手な同級生が鉄腕アトムやおそ松くんの絵を写実的に描いているのを見て、その頃から人間の才能には大きな違いがあると感じていたものでした。

勤務していた会社のWEBサイトを作るとき、打ち合わせでWEBデザイナーの人と会話をする機会がありました。
やはり、
「小学生の頃から絵を描くのが好きでした」
と言っていたのが印象に残っています。
センスの問題は、残念ながら努力で克服するには限界があると思います。

芸術品の評価は「好みの問題」に尽きると私も思います。
ピカソの作品は、私には全くわかりませんし、今後も共感することはないでしょう。
昨日、美術館で見た陶器は、光の当て具合の関連もあるでしょうが幽玄な美を感じさせました。
日頃はできない稀有な体験であったと思っています。
たまには、日常的には行くことのない場を訪ねてみるのは、新しい発見のチャンスになるかもしれません。
by: 声なき声 * 2019/05/30 06:23 * URL [ 編集] | page top↑
べた褒めしている作品の展示。
しろうと的には夜桜見物のライトアップみたいなもんですかね。
なんか美しいぞ、みたいな。
なお展示物、作品のすばらしさを知るには、絵画なら自分で絵を描いて打ちのめされる方法がありますね。
陶芸なら自分でこねて焼いてみるとか。
まれに稀有な才能の持ち主がこいつらより俺のほうができがいい、とかって作品を生み出すこともあるかもしれません。ピカソや岡倉天心もびっくりするレベルで。可能性は誰でもあるかと。
by: てかと * 2019/05/30 13:23 * URL [ 編集] | page top↑
てかとさんへ
期待をしていなかっただけに、思わぬ収穫があったので喜びもひとしおのものがあったのでしょう。
最近は、個人の家でもライトアップをしているところがあります。
明るすぎない照明にしておくのがポイントだと、素人なりに思っています(汗)。

作品そのものを自らの手で作り出そうという野心は全くありません。
能力的に無理ですし、意欲も持っていません。
ただ、鑑賞するときにはそれにふさわしい環境を用意しておくことが前提だということを、心に強く刻みました。
by: 声なき声 * 2019/05/30 15:21 * URL [ 編集] | page top↑

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Author:声なき声

昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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