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5月23日(木)

かかりつけクリニックへ定例の月一診察を受けに行った。

今日は受診のついでに、娘のマンションに寄って用事を済まそうと考えた。

その用事に想像以上に手間がかかり、気がつくとクリニックの受付終了時間の5分前である。

あわててマンションをとびだし、クリニックまで車を走らせた。

5分の遅刻ではあったが、誤差の範囲内ということか、受付では何も言われなかった。

この焦りが血圧測定の結果にもあらわれたのかだろう、「124-74」と、この時期にしては高い数値が出ていたのである。

締切のぎりぎりに行くこと自体が、私に時間管理能力が欠けていることの証にほかならない。

もちろん、医師には応召義務が課せられているので、正当な事由がない限りは、「診ません」は言えないこととなっている。

診察時間外だから診ないというのは、”正当な事由”には当たらないらしい。

もし自宅で開業している医師の場合、真夜中に患者がやってきて「急病です。治療をお願いします。」と言われたら、やはり診察をしなければならないのだろうか。

あるいは、医師とて人の子、たまにはお酒を飲んで羽化登仙の気分に浸りたいこともあろう。

そんなときに患者という立場の人がやってきて、治療を求められたらどうすべきなのか。

しかも、夜間や休日にも空いている医療機関が近くにないとなれば、応召義務は免れないのだろうか。

なお、応召義務に違反しても医師への罰則規定はないので、刑事罰が科せられることはない。

とはいえ、行政処分を受けたり、民事訴訟の対象にはなり得るとのこと。

昨今は患者の権利が極度に尊重されるような風潮が高まっている。

大きな総合病院など、玄関に”患者の権利宣言”などがこれ見よがしに掲示されていることも珍しくない。

昔は医師はエリートであって、そのステータスときたら、すこぶる高いものがあった。

医師のことは”お医者様”との尊称で呼ばれていたものだが、今では、医療機関は患者のことを”患者様”との呼称で表現するのが通例になってしまった。

世間では、一般労働者の長時間勤務にメスを入れられ、残業が厳しく制限されたり、有給休暇を強制的にとらせるなどの施策までがとられている。

片や、医師については、医療中の事故に関しては相当に厳しい責任追及がなされる傾向が強まってきた。

もちろん、不注意や重大な判断ミスであれば、これは医師が責任を問われてしかるべきであるが、不慮の事故としか考えらえない事案についても訴訟に追い込まれたりすることがある。

産婦人科や小児科の医師の絶対数が不足するのは当然の帰結だと思う。

患者の権利の主張をやり過ぎると、結局は医療サービスを受ける側が困る結果になるのは避けられない。

結局は、自分で自分の首を絞めることになる。

 
20 : 20 : 36 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
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コメント
こんばんは♪

焦っていくと血圧は上がりますよー
私のは場合、待ち時間にイライラして上がってます^^;
by: きっちゃん♪ * 2019/05/23 22:00 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
おはようございます。

クリニックで待っているときは、持っていった本を読むか、スマホを見るか、あるいは腹式呼吸をして待つようにしています。
気持ちが急ぐと、血圧にも影響しますね。
by: 声なき声 * 2019/05/24 05:03 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます
時間外でも患者さんの要請が有れば
診察しなければならないのですか(>_<)
それは、大変な職業ですね。
夜になってゆっくりお酒も飲めませんね。

もっとも 産科の先生は、
自宅での開業では無くても
いつ 出産が始まるか分からないので
毎日 自宅待機なのでしょう。

以前のかかりつけ医は、
医院から離れて住んで居られましたが
病院の電話番号に電話すると
転送されて、診察してくださいました。
息子達が、子供の頃は、時々お世話になっていました(^^ゞ
今は、在宅医になられて、各家庭を回っていられるので
もっと忙しくなっているのでしょう。

今のかかりつけ医の診察時間は
9時~18時と表記されていますが
受付時間は、8時45分~5時45分です。
先日 知人が 18時に滑り込みで 行った所
「受付は、終了しました」の張り紙がしてあったそうです。
それって違うんじゃない(>_<)と怒ってました。
確かに、18時まで診察はしていますが・・
by: ヨンヨン * 2019/05/24 05:34 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。

”応召義務”については、法律の専門家の間でも議論が分かれているそうです。
おおむね、症状の重さによって異なっている、との考え方が強いようです。
通常診察の場合であれば時間外を理由に断ってもいいが、重篤な症状であればよほどのことがない限りは診察しなければならない、とされているそうです。
これなら、素人でも納得がいくところです。

参加の先生など、文字どおりの24時間365日勤務です。
プライベートなどはありません。
その上、最近は産科の医師が減ってきていますので、ますます一人当たりの負担は大きくなってきています。
日本では少子化が重大な課題になっていますが、困った問題だと思います。

昔は、医師が患者の家まで往診に行くことは珍しくありませんでした。
私も小学生のときに高熱にうなされ、家で診ていただいたことがあると、聞いています。
当時は”在宅医”という言葉そのものがありませんでした。

私のお世話になっているかかりつけクリニックでも、「診察時間」の15分前が受付の締切となっています。
実際には、昨日もそうでしたが、少し超過している程度であれば、診察していただけます。
実際の診察時間は、受け付けた患者がゼロになるまでですので、年末年始の休暇前などは、いつになることやらわかりません。
医師は応召義務がありますので仕方ありませんが、スタッフの人などはお気の毒だと思います。
夜のプライベートの予定が全く立てられませんから。
ちなみに、昨日のようにすいているときでも、25分は待たされました(汗)。
by: 声なき声 * 2019/05/24 06:02 * URL [ 編集] | page top↑
たまーに産婦人科医が裁判になっている話題も見ますね。
子どもがしんだのはどうのこうのと過失を問う裁判で。
人類の歴史を見ると子供が出産時に亡くなる事例は珍しくないから現代は命の価値が異常に高いのでしょう。
小児科や産婦人科医者もたいへんな仕事ですよなぁ。
俺はIT系だけどひとの命の心配の前に自分の命の心配だけでせいいっぱいだった。世の中に目を向ける余裕などどこにもないんだから、今よそさまの仕事は大変だな、とか言っていられる己の境遇に感謝したくなりましたw
by: てかと * 2019/05/24 10:57 * URL [ 編集] | page top↑
てかとさんへ
日本が少子化問題に直面しているからこそ、生命尊重が声高に叫ばれているのだと思います。
人口が爆発的に膨れ上がりつつある発展途上国など、食糧不足や環境汚染の弊害のほうが切迫感のある課題となっているようです。
ですから、出産にあたってのリスクというのは、あまり問題視されてないのではないでしょうか。
by: 声なき声 * 2019/05/24 14:01 * URL [ 編集] | page top↑

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昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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