FC2ブログ

5月18日(土)

スーパーで刺身を探していたら、とんでもなく安いのが目に飛び込んでいた。

マグロの刺身だと思って手に取って見てみたら、実はそれはカツオであった。

注意力が足らないのか、赤身を見ただけでマグロだと思い込んだようだ。

恥ずかしながら、私は早合点というか思い込みが強いほうだと思う。

考え方に柔軟性がなくて、これはこうだと自分できめてかかっている部分があまりに大きいのかもしれない。

もう20年ほど前だが、ディベートの勉強を熱心にしていた友人から教えてもらった一つのテクニックがある。

議論に勝つ方法として、相手が無意識のうちに前提にしている事柄を探り出して、それが間違っていることを指摘すれば、俄然、論争は有利になる、と。

いいことを聞いたと、そのときは思ったのだが、「相手が無意識のうちに前提にしている事柄」なんて、そう簡単に知ることはできない。

ジャンルを問わず、その道の達人と言われている人は、凡人には説明のつかない特殊な能力を持って、それを駆使するものだから、周囲からはその才能を賞賛されているのだと思う。

国内にいる1億2千万人の人々は、それぞれに自分なりの前提や思い込みを持っているはず。

それを正確に把握できるなんて、天才のみになし得るわざではないか。

私には縁のないレベルの話である。

さて、一般の人々にも思い込みが強いからこそ、あれほど特殊詐欺への注意が喚起されながらも、いまだに事件は後を絶たないのだ。

つい先日のデータでは、平成30年には356億円の被害額であったというから、一日平均すると約1億円になる。

いかに詐欺が横行しているがよくわかるというものである。

古典的な手口である息子からの電話という設定であれば、わが家の場合は難を逃れると思う。

もし、息子と称する人物から妻なり、私なりに電話がかかってきて「すぐに200万円がいる」と泣きつかれても、
「いつ日本に帰ってきたのか?」
「米ドルではなしに、日本円でいいのか?」
の疑問のほうが先に出てしまう。

おそらく、その時点で犯人側は電話を切るのではないか。

いくら思い込みの激しい私であっても、その手は桑名の焼きハマグリだ。

ただ、特殊詐欺にひっかかる人は、「自分だけは絶対に大丈夫だと思っていた」と一様に語っているらしい。

そういった意味では、私も油断大敵だ。

 
20190518.jpg
何かの縁だと思って買った

20 : 20 : 01 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
<<5月19日(日) | ホーム | 5月17日(金)>>
コメント
こんばんは♪

私も思い込みでよく買ってしまうことがあります。
手にしたものをもう一度見直すようにしていますが…
by: きっちゃん♪ * 2019/05/18 22:33 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
おはようございます。

大なり小なり、どんな人でも「こうであるはずだ」という発想は持っているのだと思います。
それがあまりに強すぎると病的な”思い込み”になってしまうのでしょう。
そう考えると、買い物での思い込みなんて可愛いものだと思います(笑)。
by: 声なき声 * 2019/05/19 05:00 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます
マグロもカツオも 赤身なら
見ただけでは 分からないかも知れません。

ディベートで勝つには 相当の知識が必要になるのでしょう。
屁理屈であっても 堂々と相手の言って居る事を
覆さなくてはならないのですから。
半端な理解の仕方 知識では 出来ない事だと思います。

ディベートでは無くても
普通の会話でも、自分なりの前提や思い込みで
話しているのではないでしょうか。

柔軟な考えの人は、相手の意見を聞いて
前提や思い込みを塗り替えて行けるのでしょう。
そうする事によって 知識も増えて行くのだと思います。
by: ヨンヨン * 2019/05/19 05:23 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。

店頭での陳列が、ちょうど強い照明をまともに受ける位置にあって、赤い色が正確に見てとれなかった、という言い訳をさせていただきます(汗)。
至近距離から見れば、マグロとカツオの色の違いは一目瞭然なのですが。

ディベートは議論そのものよりも事前学習が勝負だそうです。
テーマに関しての徹底した勉強をしておくのが参加の前提になるとのこと。
そういった意味では、知識を深めるためには大いにプラスになると思います。
ただ、議論に勝つテクニックにばかり関心が行ってしまうと、本来のディベートの趣旨が理解されないことになります。
私などが悪い例ですが。

世の中で生活していくためには、何らかの自分なりの前提に基づいているのが大多数の人だと思います。
何十年も人間をやってきたのであれば、自然とそれは身に付いているはずですから。
おっしゃるように、柔軟性を持っている人というのは、人との接触を通じてそれを適切に修正しているのだと私も思います。
暴走老人が問題になることが多いですが、「年寄りは大事にされて当然」という思い込みに固執し過ぎると、暴言や暴行に及ぶこともあるのでしょう。
必ずしも認知症だけが原因ではないと思います。
by: 声なき声 * 2019/05/19 05:48 * URL [ 編集] | page top↑
マグロもかつおも刺身で買ってくるとグラム150円を切る特売品はなかなかないです。
赤身の魚も食っておかないといけないってのに下手すると牛並かそれ以上の値段するからつらいですw
以前息子と称する詐欺電話の主に息子は帝国海軍の軍艦の名前を全部言えるといって巡洋艦の名前全部いえと言って詐欺を免れたケースを聴きましてね。
すげーな、と。ありだな、と思ったのですが俺には子供がいませんでしたw
by: てかと * 2019/05/19 12:10 * URL [ 編集] | page top↑
てかとさんへ
魚は刺身でワサビだけをつけて食べるのが、私は最も好きな食べ方です。
醤油をつけると塩分が入ってきますし、かといって生でストレートに食べるのは生臭過ぎます。
そこでワサビをちょこっとつけるのです。
 
軍艦の名前を言わせるというのは、犯人撃退の妙手だと思います。
試験されるという時点で、おそらく退散してしまうことでしょう。
わが家でも、仮に息子が国内に勤めていたにせよ、息子から父親に電話をかけてくるシチュエーションは、実際には考えられません。
その時点で、これは嘘だと見抜ける自信があります。
喜んでいいのかどうかは、微妙ですが(汗)。
by: 声なき声 * 2019/05/19 15:34 * URL [ 編集] | page top↑
うちは
息子と決めている歌があります、英語のやつです。小学生でも歌えますが、何を歌うかわからなきゃあ、そこまでですからね。ちなみにこれは「お母さんがけがをして病院に運ばれたから車に乗って」という小学生向け誘拐の手口の回避用です。
 つまり親である私たちは非常時には電話口でその歌を歌うことになるんですが(笑)。
by: まこ * 2019/05/21 07:45 * URL [ 編集] | page top↑
まこさんへ
それはいいアイデアですね。
相手にしてみれば、いきなり英語の歌を歌われたのでは、面食らってしまいます。
たぶん、すぐに電話を切ってしまうでしょう。
ちなみに、私は息子が渡米する前には、もし息子を名乗る人物から電話があれば、甥っ子の名前で話しかける案を持っていました。
何回となく甥っ子の名前を口にしても、相手が違和感を示さなければ、即、偽物だと判明しますから。
by: 声なき声 * 2019/05/21 07:55 * URL [ 編集] | page top↑

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
https://koenakikoe.blog.fc2.com/tb.php/3641-cd0a3385
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

声なき声

Author:声なき声

昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する