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5月8日(水)

ひと月前の統一地方選に立候補したものの、奮戦むなしく落選の憂き目を見た友人に、今日、会った。

リアルに会話をしたのは、投票後は初めてであった。

こちらからは声をかけにくいし、失意の底にいる彼にしたって支援お礼の挨拶まわりに忙しくて、プライベートなんてなかっただろう。

実際に会ってみると、いつもの変わらぬ笑顔で話してくれた。

もちろん、本心ではないだろうが。

そういえば、4年前の落選のときも外面的にはいつもと変わらなかった。

地方議員とはいえ、政治を志す人間というのは、これほどの自制心を持っているのだと、私の胸に迫ってくるものがあった。

今後の彼の方向性については、まだ模索中のようだ。

彼の人生だから自分で決めるべきことであって、私ごときがとやかく口出しするつもりは全くない。

ただ、2回の落選を受けて、これを機に政治にかかわることを断念するのが賢明な選択ではないかと、私は心の奥底では考えていた。

問われでもしない限りは、私が言うべき事柄ではない。

まだ彼は60歳を少し過ぎたばかりであり、議員としてはちょうど脂の乗った年代であるから、簡単に自分の夢をあきらめることは難しいのだろう。

40年近い議員活動をやってきた彼にとっては、政治こそ自分の人生だとの感覚を持っているのは間違いないと思う。

しかし、その陰で、家族は多大の苦労を強いられてきたのも、動かせない事実である。

二人の子供のほうはともかく、奥様にしてみれば、彼の議員活動を前提にしての生活を40年間もやってきたのである。

相当に自分を犠牲にしてきたことは、話を聞かずとも容易に想像ができる。

議員の妻だからそれは当たり前だ、と言い放って済む問題ではないだろう。

今こそ、家族との出会い直しには絶好のタイミングではなかろうか。

彼が私に今後の身の振り方を相談するなんて、99%の確率であり得ない話だが、もし問われたら率直に私の思いを伝えたかった。

 
20 : 20 : 54 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
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コメント
こんばんは♪

やはりご本人やご家族で決めることでしょうね。
でも、当事者はなかなか気が付かないものだと思います。
by: きっちゃん♪ * 2019/05/08 22:07 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
こんばんは。

彼のことですから、自分で決断することでしょう。
そういった生き方を、今までずっとしてきましたから。
そのかわり、何があっても他人の責任には致しませんでした。
by: 声なき声 * 2019/05/08 22:18 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます
その方は、人生の岐路に立たされているのですね。
どの様な道を進まれるとしても、
ご自分で決断する事でしょうけど、
周囲の方のアドバイスも大切だと思います。

40年もの間 議員生活を支えられた奥さまは
大変だったと思います。
その上 今回も落選では・・(>_<)

けれど、どこの奥様もご主人を支える事に関しては
同じだと思います。
倒産した企業の奥様も 普通にサラリーマンの奥様も
それぞれの環境で支えて居られるのですから。
一蓮托生の思いで結婚されたのです。

最近は、主夫業で 奥さまを支えるご主人も
存在しますけど(笑)
by: ヨンヨン * 2019/05/09 05:50 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。

彼は分かれ道にさしかかっているのですが、「このまま仕事は何もしない」という選択肢は持っていないと思います。
議員たるべく再挑戦をするか、あるいはビジネスを起こすか、その二つのうち、どちらを選ぶかの判断をするであろうと私は憶測しています。

今回、奥様の様子を拝見していて気がかりであったのが、表情にどことなく陰りが見えていたところです。
普段であれば常に笑顔を絶やさない人が、一連の選挙関連のイベントでお目にかかったときは、体調を崩されたのかなと思うような無表情さでした。
その極みは出陣式のときのこと、憔悴したかのような顔で、明らかに作り笑いとわかる動作をしていたことです。
もしかしたら、奥様の内心は、早く政治の世界から遠ざかってほしい、というものがあったのかもしれません。
もちろん、私が勝手に頭の中で妄想しているだけの話ですが。

「一蓮托生」という意味合いでは、男性も結婚に際しては同じ思いがあるはずです。
配偶者の存在は自分の人生に大きく影響をもたらすものですから。
ただ、現実の世界では、男の人生の充実のために、奥様が犠牲になっているのが事実だと思います。

一人暮らしを始めると、自由気ままに過ごせる反面、やるべきことのボリュームの多さに圧倒されてしまいます。
実際に自分で苦労してみて、”主婦”の大変さがわかりました(汗)。
by: 声なき声 * 2019/05/09 06:21 * URL [ 編集] | page top↑
無所属新人で出馬するなら相当に厳しいでしょう。ものすごいまっすぐな人なんですかね。
俺ならまとまった支持者もなく出馬なんてしないしなぁ。
ちょっと気持ち理解するの難しい感じです。
政治は黒い、公認もらって多少の妥協もやむなしとか思う。
なぜならば落選すると無職なのだから。かなりつらいはず。
by: てかと * 2019/05/09 09:09 * URL [ 編集] | page top↑
こんにちは
いつも楽しく拝見させて頂いております。
ある地方都市の市会議員の立候補者の奥様は誰彼構わず頭を下げまくり、気が付いたら道端のネコにまで頭を下げていた、と笑うに笑えないお話を聞きました。
by: 窓辺 夢 * 2019/05/09 09:13 * URL [ 編集] | page top↑
てかとさんへ
今回は某政党の公認を受けたのですが、それでも力が及びませんでした。
客観的には決して不利な情勢ではなかったのですが、有権者からの票が集まらなければ当選はできません。
彼にしても、今回は万難を排しての当選を目指していたことがあって、かなりの”妥協”をしたようですが、もしかしたらそれが裏目に出たのかもしれないとも思ったりしています。
by: 声なき声 * 2019/05/09 09:25 * URL [ 編集] | page top↑
窓辺 夢さんへ
おはようございます。

見ていますと、候補者本人以上に奥様が力を込めているケースも多いです。
土下座までするというのは、私は好ましい行為とは思えないのですが、夫を当選させたいとの思いがこみ上げてくると、そこまでエスカレートするのは避けられないのでしょう。
それを思うと、猫に頭を下げるというのは可愛らしさが漂っていて、アリかなとも思えるのです。
by: 声なき声 * 2019/05/09 09:31 * URL [ 編集] | page top↑

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Author:声なき声

昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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