ときどき阪急電鉄の千里山駅の踏切を通ることがある。
その踏切は「文化踏切道」と名付けられている。
初めて知ったときから、何をもって「文化」なのだろうかとの素朴な疑問を感じていた。
どこにでもある極めて一般的な踏切であり、電車が通るときは遮断機が降りるし、警報も断続的に鳴る。
あえて「文化」を名乗る理由があるのだろうか。
そんな疑問を解明したいとの気持ちが強くなってきたのは、今の社会現象がきっかけである。
昨今、改元に伴って元号にまばゆいばかりの光が当たるようになってきた。
若い人も、私が思っていた以上に元号に関心と親しみを持っていることが、明確に伝わってくる。
元号は、そして皇室は、日本の文化そのものだとの確信を持ったのである。
それで文化というものに興味を覚え始めてきて、頭の片隅にあった「文化踏切」の意味を調べようという気になったのである。
ネットという便利なツールがあれば、検索して幾つかのサイトをチェックするだけであらましのことはわかるものだ。
最初は、”文化包丁”や”文化住宅”などのように、先進的な技術が組み込まれた踏切なのかとも憶測してみたのだが、実際には全くの的外れであった。
その踏切が設置されている街に古くからあった商店に「文化堂」という屋号のところがあって、そこからネーミングされたということがわかった。
つまり、「文化」は固有名詞であったのだ。
店名が地名となって採用されたのだから、当時は相当な存在感を持っていたに違いない。
今はもう閉店したらしいが、その店主のお孫さんが地元で市会議員をしていることも、ご自身のブログで知ることができた。
ネーミングの由来を知ったおかげで、私の取るに足らない好奇心を満足させることにもつながった。
世の中、胸がワクワクすることであふれている。
今は、歩行者と自転車しか渡ることができない。
こんばんは♪
阪急の踏切で何でこんな名前?
というところがあります。
他もきっとこんな理由なんでしょうね。
きっちゃん♪へ
おはようございます。
踏切に名前を付けている趣旨は、もし事故が起こったときに場所を特定して通報するほうが正確に伝わる、というのがあるそうです。
言われてみればそうですね。
いろいろ調べてみると、面白いものです。
おはようございます
昔は、地主さんの名前を付けるなど
住民の生活レベルの格差が大きかったのでしょうね。
踏切は 分かりませんが
国道バイパスのトンネルには 番号が付いて居ます。
49-16 これは国道49号線の16番目のトンネルだそうです。
私も かなり好奇心は旺盛だと思います。
テレビでベアリングのコマーシャルを見て
こんなコマーシャル 私達にとって何の意味が有るの?
そう質問して、お友達に
そんな事考えながらテレビを見ているのかと
呆れられた事があります(^^ゞ
何事も好奇心を持って過ごすのは良い事だと思いますが。
ヨンヨンさんへ
おはようございます。
少し大きなトンネルだと、必ず番号は振ってあります。
また、鉄道の駅にも、名称がついていながら番号がそれぞれに付けられています。
やはり緊急のときには、この番号が役に立つのでしょう。
私も、最近はテレビそのものをあまり見ませんので事情はわかりませんが、CMを見ていて意味があるのか疑問に感じることがあります。
医薬品などで、医療機関にしか販売していない商品だけを扱っている製薬会社の宣伝なんて、一般大衆には何のかかわりもありません。
まさか、医師だけを意識してCMを流しているとも考えられません。
ベアリングと同じで、あまりにターゲットが狭過ぎなのです。
会社のイメージアップの宣伝なのかもしれませんが。
好奇心があると、退屈することがありません。
私の場合、好奇心の存在価値はそこにあります(笑)。
その文化堂とやらのオーナー一族は相当な地元の名士なんですね。屋号の一部が踏切、信号、交差点の名前になることはまれだし。
納得しました。
今はその店舗はないそうですが、市会議員なら信号機や横断歩道をお店の近くに作ることも可能だったでしょうw
客の入りがぜんぜん違うらしいからなぁ。公私混同だけどそのくらいは許されそうだ。
てかとさんへ
お孫さんの業績については全く知りませんが、何しろ「文化堂のぼっちゃん」と呼ばれていたぐらいですから、信号機や横断歩道ぐらいは簡単に設けられたことでしょう。
ある意味、文化堂がなくなってしまったことで、彼も束縛されることなく行動できるようになったと思います。
地元の名家出身というのも、自由な活動を制約するものがありますから。