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5月日(水)

令和のスタートを飾る朝、本来なら日の出を拝み平和であることを祈りたかったのだが、当地は雨であった。

出鼻をくじかれたようだが、こればかりは人間の意思で左右できるものではない。

しかし日本語というのは気が利いていて、「雨降って地固まる」という言い回しがある。

40年近く前のことだが、私の結婚披露宴の日も、雨が降ったことを思い出した。

そのときのお祝辞の中でも使われたような気がする。

実は、結婚式場で日取りを決めるとき、私から
「5月頃で、雨の降らない土曜か日曜」
という条件を出した。

すると、担当の人が何やら資料を取り出してきて、
「この日なら統計的にも、今までの降雨確率が非常に低いです。しかも大安です。」
と言われ、そのオススメの日に決めたのである。

ふたを開けてみると、案の定、やや強い雨であった。

しかし、後で参列のお礼に親戚まわりに伺ったところ、ある人からは、
「雨のおかげで、ずっと思い出に残る式になって良かったで。」
と”大人”の言葉をいただいたのが色濃く印象として頭に残っている。

ものの言い方というのは、こういうようにすべきだということを教わったような気がした。

昭和のことであった。

さて、新たな御代の始まりにあたって、用意しておいたお神酒を一口だけいただいて、身を清めた。

その後は、全くいつもと同じ日常である。

違うのは、スーパーに入るときも、入り口で店員さんが立って、
「おめでとうございます」
と言いながら、”令和”と印刷されたティッシュボックスを来店客に手渡していたこと。

毎日の生活の中で、「おめでとうございます」を口にする機会は限られている。

一般的にはお正月ぐらいのものであるが、喪中であった私は、この正月もみずから「おめでとう」を発することはなかったし、ほかの人が言っていても、自分の意識の中では素通りしていた。

今日の「おめでとうございます」は、私には新鮮な響きでもって魂をくすぐった。


20190501.jpg
あらためて”令和”は美しい言葉だと思った

20 : 20 : 53 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
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コメント
こんばんは♪

昨日も今日も出かけていないので、
いつもと同じ休日です。
テレビは1日中「令和」でしたけど…
by: きっちゃん♪ * 2019/05/01 22:19 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
おはようございます。

待ちの様子を見ていますと、家族連れで歩いている光景が目立ちます。
大型連休だからでしょうか。

テレビは朝の「すまたん」を30分ほど見るだけですが、ほぼ終日、「令和」が伝えられていたことは想像していました。
新年を迎えたことと同じ意味合いですから、わからなくはありません。
by: 声なき声 * 2019/05/02 04:16 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます
新しい年号の朝は、雨だったのですね(>_<)
こちらは、美しい日の出が見られるような朝でした。
その後 降水確率も上がって来て
夕方からは 雨になりました。

結婚式の日は、曇りでした。
新潟祭りの日で タクシーの予約が大変でしたが
全県民がお祝いしてくれたようです(笑)

毎週のお約束で、
朝1番 大型スーパーへのまとめ買いへ
出かけましたが、お祝いの売り出しで
かなり安く買えました。
開店時に行ったのですが
「おめでとう」ではなく「いらっしゃいませ」でした(笑)
by: ヨンヨン * 2019/05/02 05:20 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。

大阪は小雨でした。
雨が降っていなくても曇り空でしたから、”初日の出”を拝むことはできなかったと思います。
夕方には雨は上がったのですが、空はグレーのままでした。

そういえば、私の結婚式のときも朝だけが雨で、終わった後はすっかり上がっていたように覚えています。
「天、我を見放さず」と心の中でつぶやいたことでした。

慶事ですから、価格にお祝いの気持ちを反映させることができるのだと思います。
私のよく行くスーパーも、1~7日までが5%引きになっています。
スーパーのレジでは、
「天皇陛下のご即位、おめでとうございます」
と書かれたステッカーが貼りだされていました。
心おきなく祝意をあらわすことができるのはありがたいことだと深く感じ入りました。
by: 声なき声 * 2019/05/02 05:45 * URL [ 編集] | page top↑
SNSで話題になっていたのですが、三種の神器のひとつ、草薙剣は天叢雲剣とも呼ばれていて雨気をよぶらしいとか。
退位、即位の日に雨がふるのはそういう謂れに基づいているっぽいと。
なお、昭和64年の神器継承の日も雨だったそうです。面白いですね。
by: てかと * 2019/05/02 09:34 * URL [ 編集] | page top↑
てかとさんへ
無知にして、その逸話は全く知りませんでした。
科学的な根拠があるかどうかはともかく、平成への改元の際も雨であったとの事実を突きつけられると、あながち神話の世界の空想物語ときめつけるわけにはいきません。
いずれにせよ、両日のあの雨は吉祥であったこととなります。
by: 声なき声 * 2019/05/02 09:49 * URL [ 編集] | page top↑

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Author:声なき声

昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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