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2月11日(月)

今日、2月11日は「建国記念の日」であった。

「建国記念日」と言ったらよさそうなのに、なぜか真ん中に”の”を入れている。

制定当時、私は中学生であったが、一連の議論を見ていて”大人”の世界を感じたものである。

かねてより与党議員を中心に建国記念日制定の運動が行われていたが、野党系は戦前の紀元節の復活だとか、2月11日に科学的根拠がないなどの理由で猛反対を続けていた。

そこで、与党側が一歩譲る形で、建国という事柄そのものを祝おうとの解釈ができるようにと、「建国記念の日」の名称にして提案してきたのである。

ちょうど、クリスマスがイエスキリストの誕生を祝う日であるのと、同じ発想である。

野党にしても、これなら致し方あるないと、受け入れた。

おそらく、本心から反対していたというよりは、与党の言いなりになるのではメンツが立たないとの思惑でもって抵抗していたのではないかと、中学生時代から根性の曲がっていた私は見ていた。

思想やイデオロギーをめぐっての衝突よりも、自分の顔が立たないことのほうが気になるのが普通の人間だと思う。

ともかくも、そのような経緯を経て「建国記念の日」が実施された。

私が高校生になった頃は、”紀元節復活反対”を叫んで同盟登校を呼びかける運動もあったが、ほとんど反響はなく空騒ぎに終わった。

いまや「建国記念の日」は国民の間にすっかり定着している感がある。

だから、ネーミングに”の”の一文字を入れた効果には想像を絶するものがあったと思う。

川端康成の小説『雪国』の書き出しは、原作では
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
である。

しかし、
「・・・・”そこは”雪国であった」
と、”そこは”を入れて読んでいる人も少なくない。

”そこは”が入ることで、リズム感が出てくるからかもしれない。

しかし、続く文章が
「夜の底が白くなった。」
と”そこ”が再び出てくるので、続けて読んだらダブってしまって、冗長になってくる。

名作中の名作なのだから、原文通りに読みたい。



日本に生まれたことは私の幸せのベースになっている
20 : 05 : 01 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
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コメント
おはようございます
最近の祝日は、何の日か分からなくなっていますが
「建国記念の日」は、そのような経緯で出来たのですね。

この日が制定された時に 「紀元節」の復活に賛否両論
そんな意見は、聞いたことがあるような記憶が有りますが
深い意味を考える事なく「建国記念の日」を受け入れたと思います。

学生時代 トンネルを抜けて、雪景色が広がると
故郷に帰って来たと言う思いが強くしました。
清水トンネルは、本当に長かったです(笑)

今の関越トンネルも長いですけど(^^ゞ

小説『雪国』には、「そこ」が有っても無くても
情景が目に浮かびますから 私にとってはどちらでも良いです(笑)

ただ・・原作には、忠実であった方が良いですね。
by: ヨンヨン * 2019/02/12 05:55 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます♪

制定当時のことをおぼえていらっしゃいますか~!
私は全然覚えていません。
まだそういう年齢ではなかったので…
昨日のヤフーにも掲載されていましたね。
by: きっちゃん♪ * 2019/02/12 05:58 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ
おはようございます。

昨今はハッピーマンデーのせいで、祝うべき日が祝日になっていないケースもあります。
これだと、祝祭日の意味が半減すると思うのですが、いまや当然のこととして実施されています。

豪雪地帯でのトンネル通過の経験はありません。
それでも、暗いトンネルが終わると目の前に銀世界が広がっている光景を目にしたときの歓喜は想像がつきます。
とはいえ、実際に自分で体感したわけではありませんので、ヨンヨンさんがうらやましいです(汗)。

当地では、昨日の午前中は雪がパラパラと降っていました。
もちろん、積もることはありませんでした。
by: 声なき声 * 2019/02/12 06:10 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ
おはようございます。

中学生ではありましたが、結構、大きな論議になっていたものです。
内心は、「休みが増えるからうれしいな」と思っていました(汗)。
それにしても、日本では祝祭日が増えました。
by: 声なき声 * 2019/02/12 06:13 * URL [ 編集] | page top↑
声なき声さんも文学少年だった?
「国境の長いトンネルを抜けると……
雪国であった。」

中学生のときに日本文学全集を読んでいて、
この、いきなり“雪国”と書き表した川端氏の感性に、
文学の醍醐味を感じたものです。

「夜の底が白くなった。」
この表現も大胆、斬新で魅力的ですよねぇ。

制定のいきさつを知らないものとしては、
“の”なしの「建国記念日」が自然に感じます。(^_^ ;)

それにしても、声なき声さんは文学少年だった?
かなりの読書好きだったんでしょうね。
連日更新記事の構成力、素晴らしいです。
起承転結のお手本のような……。
by: 風子 * 2019/02/12 07:06 * URL [ 編集] | page top↑
風子さんへ
中学や高校のときは、志賀直哉の文章に惹かれるものを感じていました。
無駄のない言葉といいますか、物事をズバリと簡潔に表現している文筆力には、感嘆の言葉しかありませんでした。

私も、「建国記念日」であるべきだといまだに信じております。
しかし、もう50年間も使われ続けてきた「建国記念の日」を今さら変えるとなると、それはそれで大きな混乱を招くこと必至です。
趣旨をしっかりと徹底させることのほうが大事だと考えるようにしています。

過分なお言葉を頂戴し、身のすくむ思いでございます。
思うがままに駄文を連ねているだけのブログですので、読まれるかたのお目をけがしているのではないかと、憂慮しております(汗)。
by: 声なき声 * 2019/02/12 07:19 * URL [ 編集] | page top↑
建国記念日でいいと思うんですけど。
いちいちいちゃもんつけてくる共産主義者は日本のすべてが気に入らないらしくて2679年も歴史があるのもNG、祝うとか論外って空気を出したかったんでしょうなぁ。
本当にばかげてる。ナンセンスだ。大陸でやってろ、と言いたいです。
あと雪国って最初のフレーズは有名だけど、最後のほうは女性が乱暴されてたりどろどろしててひどいらしいとツイッターでみました。恥ずかしながら読んだことがないんですよね。古事記はまんがで読むけど雪国はないのかw
by: てかと * 2019/02/12 11:18 * URL [ 編集] | page top↑
初めまして
いつもご訪問ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
by: タンポポ * 2019/02/12 11:50 * URL [ 編集] | page top↑
てかとさんへ
本来は”紀元節”であるべきです。
敗戦によって占領軍から廃止を求められていたのが、主権回復したわけですから、そのまま戻すのが筋道というものです。
ただ、もう50年前に決まってしまったことですので、今は現在の名称に従うしかありません。

『雪国』の小説そのものがかなり性的な内容に満ちています。
もちろん、教科書にはそういった部分は出しませんが。
『源氏物語』にして細部の描写がありませんが、まさにエロティックな世界を描き出しています。
その伝で行けば、『古事記』の冒頭部分はあまりにストレート過ぎる表現です(笑)。
by: 声なき声 * 2019/02/12 12:07 * URL [ 編集] | page top↑
タンポポさんへ
ようこそおいでくださいました。

こちらこそありがとうございます。
私もテレビを見るのは、朝の地元の情報番組だけです。
高校野球のシーズンになったらかじりつきの状態になるでしょうが(笑)。

ちなみに私はAB型です(汗)。

今後ともよろしくお願いします。
by: 声なき声 * 2019/02/12 12:15 * URL [ 編集] | page top↑

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昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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