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8月22日(火)

図書館に行った。

夏休み終盤だからか、
「宿題を助けます」
といったステッカーが何枚も貼られていた。

説明を読むと、
「宿題を片付けるために参考になる本を教えます」
というものである。

宿題が与えられるのは小学生から高校生だが、おそらく、小学生が参考書が必要な宿題なんて出ないだろうし、中学生や高校生レベルなら、図書館で相談するまでもなく、自分で必要な本は探せるのではないか。

だとすると、「宿題を助けます」のニーズはどれほどあるのか、私には疑問である、

振り返ると、私の中学や高恋のとき、読書感想文の宿題はすこぶる苦痛であった。

課題図書として特定の本を指定されて、それを読んでの感想文を書かされた。

なぜか課題図書となるのは、興味のないテーマの本ばかりで、読んでいても面白みがなく、退屈でしかない内容の本が大半であった。

空疎な内容の人生論の字面を読んでいても、躍動感が伝わってこない。

それでも、宿題だから、原稿用紙を空疎な文字で埋めて提出したものだ。

もし、私の高校時代から図書館の「宿題を助けます」サービスがあったとしたら、私のそんな悩みに対して、どんなサポートをしてもらえたのだろうか。

・・・私が図書館の担当者なら
「飾ることなく、自分の思ったままを書けばいいんですよ」
とアドバイスするだろうから、無責任極まりない(汗)。

ちなみに、今日は図書館で、太宰治の『ヴィヨンの妻』を読んだ。

学生時代にも読んだことがあるが、40年経ったからか、この作品に透き通った明るさを感じた。

二十歳前後で読んだときは、酒と色に溺れる旦那の姿にやりきれぬ嫌悪感を抱いていたが、今日は、その妻が飄々と処していく光景に、人間の打たれ強さを見たのである。

自分自身が大きく変わったのだと思う。

『ヴィヨンの妻』なら、すすんで読書感想文を書きたい。

 
18 : 29 : 27 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
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コメント
こんばんは♪

読書感想文、いつもあらすじになっていました^^;
高校の時は何故か数学だけ宿題がど~んとあって、
全然わからないので友だちのを写していました。
by: きっちゃん♪ * 2017/08/22 21:54 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ

「人生論」が課題図書ということであれば、あらすじを書くのも難しいです(涙)。

小学校のときの「夏の友」は、ほのぼの感があって、私は気に入っていました。
最後のページには、夏休みの思い出を書くこととなっていて、親戚の家に泊まりに行ったことばかりを毎年書いていました。
by: 声なき声 * 2017/08/22 22:03 * URL [ 編集] | page top↑
今思い起こすと、小学生から今まで、どこに住んでもなぜか図書館が近かったです。
単なる偶然ですが、市や県でも大きい図書館ばかりでした。図書館運がよかったといえますが、ほとんど活用しないで生きてきました。
もったいないですね。
今も10分圏内に図書館と地区センターがあるので、近々いきたいです。
地区センターに勉強スペースがあるようなので、気になってるんですよね。
声なき声さんの記事を読んで、その本を調べましたが、太宰治らしいあらすじですね。
太宰治って、なんかダメ男を美化してばかりのイメージがあります( ;∀;)
by: みさと * 2017/08/22 22:51 * URL [ 編集] | page top↑
本って、長い人生をかけて読めるもんなんですね。
いい話だなぁ‥
by: unagi * 2017/08/22 23:29 * URL [ 編集] | page top↑
みさとさんへ

私も、図書館に行くようになったのは、学生時代以来です。
私の生活圏では2件の図書館がありますが、いずれも徒歩15分ぐらいの位置にあります。
散歩を兼ねて、ふらっと行くようにしています。

みさとさんの場合は、勉強のための場としても有効活用できますね。
私が行っている図書館では、「自習禁止」とされています。
図書館の入り口部分に学習スペースがあって、そこでなら、勉強も食事も雑談もOKとなっています。

太宰治にまつわる陰惨なイメージは、彼自らが死を選んだ事実が影響しているかもしれません。
『ヴィヨンの妻』にしても、「ダメ男」の妻はけなげに生きている姿が描かれていて、少しばかり好感を持ちました。
by: 声なき声 * 2017/08/23 05:20 * URL [ 編集] | page top↑
unagiさんへ

コメントをいただき、ありがとうございました。

音楽もそうですが、小説にしても、期間を置いて読み直せば受けとめ方が全く違ってきます。
自分が大きく変わったのを実感させられます。
by: 声なき声 * 2017/08/23 05:27 * URL [ 編集] | page top↑
おはようございます。
読書感想文は、嫌いな事では無かったです。

本を読んで「それ」とか出て来ると
「それ」が何を指しているのか分からないと
読書の嫌いなお友達が言ってました。

文を読んで、要約する事は
感想文を書くのに必要な事ですからね。

思い出してみると
小学校の夏休みの宿題は
毎日の絵日記がありました。

そんなに毎日毎日 変化に富んだ日でもなく
「今日も・・」って書くことが多かったと思います(^^ゞ

今 ブログを書いてると
毎日 特別な事もなく、何を書こうかな(笑)
あの頃の事を思い出します。 
by: ヨンヨン * 2017/08/23 05:47 * URL [ 編集] | page top↑
ヨンヨンさんへ

私も、読み応えのある本であれば、感想文を書くのが苦痛ではありませんでした。
あるいは、逆に、内容に反感を持った場合も、やんわりと批判する書き方を楽しんでいたものです。
課題図書となると、なぜか毒にも薬にもならない本が多かったように記憶しています。

在職中、営業日報のメールが私のアドレスにも送られてきていました。
私が注視していたのは、内勤のときの報告内容です。
「電話応対」「資料作成」「見積」などとしか書いていないことが大半でしたが、本来は、その内容を克明に書いておくほうが大切だと考えていました。
営業部の責任者にも私の考えを伝えましたが、結局は変わりませんでした。
内勤業務も夏休みの日記と同じで、特別なものを出しにくいのかもしれません。
by: 声なき声 * 2017/08/23 06:08 * URL [ 編集] | page top↑
読書感想文に推薦される図書って、こういう感想を書けばよさそうだって頭に浮かんでしまうのだよな、あらすじ読んだ時点でw
あれは最高につまらない作業ですよね
まぁ、今の俺が読書感想文を書けと言われたら俺が子供が読む推薦図書を書けばいいのか?くらいのことは言うと思います
俺が読んで面白いと思ったものしか読まないからですw
by: てかと * 2017/08/23 14:00 * URL [ 編集] | page top↑
てかとさんへ

模範解答の用意された文章を書くなんて、興ざめな行為だと思います。
会社で受けた研修で、レポートを提出しますが、何が自分の身についたのか全くわからず、文章に困ったことが何回もありました。
私の吸収能力の問題かもしれませんが(笑)。
by: 声なき声 * 2017/08/23 14:16 * URL [ 編集] | page top↑

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昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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