うっとうしい家事の一つに、玄関前の掃除がある。
義父が大事にしていたサルスベリが植えられているのだが、その花びらが間断なく落ちてくる。
ホウキで掃いても、すぐに花弁がはらはらと舞ってくるので、完全にきれいな状態にすることができない。
慣れない掃除をしていて、掃いているさなかに花びらが落ちてくるのだから、フラストレーションも溜まってくる。
せっかくの努力が水の泡となるのだ。
まるで、『シシュポスの神話』ではないか。
シシュポスが山頂まで岩を持って上がっても、すぐに転がり落ちてきて、再び、それを山頂まで・・・・の繰り返しである。
そこで、一計を案じた。
朝と夕方に、玄関の掃除をする、というものである。
途中でサルスベリの花びらが落ちてきても、それは気にしないことにした。
自分自身の気持ちを割り切ることである。
そもそも、木登りの名手のサルですら滑る木なのだから、「サルも木から落ちる」と自分を納得させよう(意味不明)。
きりのないことのリフレインほど、非生産的なものはない。
そのうち、夏が終わって、サルスベリの花も姿を消すことだろう。
サルスベリを漢字で書くと”百日紅”となる。
花びらは、夏の暑さを象徴するかのような赤さである。
百日紅の花はきれいですが、その花びらを掃除して清潔に保つことは大事なことです。
その方が大変ですね。掃除は体力が要って、大変な割に、報われないなあ。
こんばんは。
何事もそうですが、
自分でやってみて、初めて分かる事が
多いのでしょうね。
お花好きの人達は、この非生産的な事を
一年に一度しか咲かない花の為に
やっているのですよね(^^ゞ
咲いた時の 一時の喜びの為に(笑)
ひねくれくうみんさんへ
風水では玄関の掃除を丁寧にすることが大切だと、くうみんさんの記事で読ませていただいたことを思い出しました(笑)。
体力と神経を使う作業ですが、開運のために、真摯に取り組んでいきます。
ヨンヨンさんへ
決して特殊な技術が必要なわけでも、何らかの資格が求められるわけでもありませんが、掃除の大変さを身に染みて感じています。
サルスベリにしても、美しい花を咲かせて、あっという間に散ってしまいます。
春のサクラのようなはかない命です。
なんだか、哀れを感じます。
こんばんは♪
花びらが1枚も落ちていないことよりも
掃除をするという行為が大事だと思います。
きっちゃん♪へ
はい、私も、頭ではそのことは理解できているのですが、いざ目の前に花びらが舞い落ちてきたら気になってしまうのです。
掃除はなかなか疲れる作業ですが、最近は、達成感を覚えるようになってきました。
百日紅はうちにもありましたが枯れちゃいました。
あのすべすべの幹がなつかしーな。
掃除は適当に、ほどほどに。
明日もあさっても落ちてくるならなおさらですね。
玄関前にブルーシートをしいて朝晩まとめて捨てるとかどうです?
てかとさんへ
サルスベリにはサルスベリの都合があるのでしょう。
人間の勝手な願いには、なかなか添ってくれません。
ただ、花びらを1週間も放置しておくと、かなり見苦しい状態になるのは事実です。
ローテクではありますが、手で掃除するしかないように思います。