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11/3(木)

飲酒運転で若い准看護師が亡くなった事件の判決が、昨日出た。

結局、危険運転致死傷罪は適用されず、懲役3年半という寛大なものであった。

一般の日本人的感覚で言えば、あまりに加害者にやさしい判決であったと言わざるを得ない。

今回、争点になったのは、危険運転致死傷罪の前提の一つ
「アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させる行為」
が当てはまるかどうか、であったと思う。

判決は、
「お酒を飲んでいたけれど、ちゃんとまともに運転ができていた。
 たまたま、操作を間違えただけ。」
という被告人の主張を認めたことになる。

おそらく、弁護人が優秀な人であったのだろう。

飲酒と事故とは関係がないという物証をたくさん集めて、提出したのだと思う。

裁判は事実関係の積み重ねだけが物を言う。

確かに、ビール1.5リットルといえば、ちょっと飲み慣れている人間であれば、酩酊までには至らない量である。

社内の飲み会では、ほとんどが飲み放題のサービスがついた店に行くが、それぐらいの量は普通に飲んでいるボリュームである。

逆に、検察の側としては、酒を飲んでいたから死亡事故につながったことの因果関係を立証しなければならないのだから、これは至難の業である。

しかし、完全に前後不覚の酩酊状態で車の運転をしようなんて、物理的に無理ではないか。

だとしたら、この法律そのものの存在意味がない。

あと一つ思ったのは、そもそも、市民感覚を取り入れるという趣旨で裁判員裁判の制度が始まったのではないか。

なら、こんなときこそ、世間の常識といった側面が反映されてしかるべきだと思うが。

今後、おそらくは上級審で争われることになるだろう。

結果に無関心ではいられない。

 
20 : 21 : 37 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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コメント
(>_<)
おじいちゃんはアル中でした

暴れたり飲酒運転もしました

今は病院で隔離監禁です
by: やまもっち * 2016/11/03 21:07 * URL [ 編集] | page top↑
やまもっちさんへ

お酒で人生を狂わせた人は多いようです。
良好なパーソナリティーに恵まれた人でも、お酒が入ると思いもよらぬ行動をするとの話は珍しくありません。
by: 声なき声 * 2016/11/03 21:13 * URL [ 編集] | page top↑
こんにちは♪

アルコールの量で決めるのは何とも言えません。
個人差がありますから…
厳しいようですが、
アルコールの有無でいいように思います。
by: きっちゃん♪ * 2016/11/04 13:00 * URL [ 編集] | page top↑
きっちゃん♪へ

私も、「飲酒をしていれば画一的に危険運転」へと法律の条文をかえるほうが合理的と考えます。
現在のように、人によって解釈が分かれるのであれば、悪質な運転はなくならないと思います。
これは飲酒だけでなしに、スピードでも一定以上を超えていれば、一律、危険運転にすべきだと考えています。
by: 声なき声 * 2016/11/04 16:45 * URL [ 編集] | page top↑

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Author:声なき声

昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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