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9/19(金)

勤務先の中国上海事務所の人が、会議で当社にやってきた。

中国出身の人で、いままで、長く日系企業に勤めていたこともあって、日本語は相当に堪能である。

とはいうものの、メールの文章などでは、たとえば敬語の使い方が微妙に違っていたり、会話でも、専門用語が日本語では出てこなかったりする。

もっとも、最近は日本人でも、珍妙な言葉を使う人が増えてきたが。

今日、会話の中で、彼から、
「A社にはあまりに厳しい条件を言うよりも、お互いに”楽しく”やっていきたいと考えています。」
との発言があった。

「A社」というのは、得意先でもあり、仕入先でもある会社なのだが、最近、細かいところで、契約書と違う動きをしてきているのである。

日本側としては、目くじらを立てることはないものの、契約で決まっているとおりに実行させるべきだとの意向が強かったのだが、彼は、
「表に出ていないところで、A社には難しい仕事をやってもらっているのです。」
と主張するのだ。

そして出てきた発言が”楽しく”であった。

一瞬、違和感を感じたのだが、日本側が誰も反論をしなかった。

おそらく、”楽しく”を”気持ちよく”と置き換えて、解釈したからではないかと思う。

少なくとも、私自身はそのように理解した。

それで思い出したが、最近、スポーツ選手が試合後のインタビューで、
「楽しくプレーできました」
という言葉を頻繁に使っている。

オリンピックレベルの試合なら緊張感の塊のはずで、
「楽しい」なんてあり得ないと思っていたが、これも、
「気持ちよくプレーできました」
と理解すれば、自然に耳に入ってくる。

今までの疑問が氷解したような気がして、うれしかった。

しかし、日本語は変わりつつある。



20 : 57 : 49 | 日記 | page top↑
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声なき声

Author:声なき声

昭和27年に生まれ、平成29年に職業生活をリタイヤ。 現在、北摂のマンションに在住。   

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